Aaron Goldberg / The Now

2015/01/25




アメリカはボストン出身のピアニスト、Aaron Goldberg(1974生まれ)の久しぶりのオリジナルアルバム。リーダー作としては、Omer AvitalとAli Jacksonとのトリオ名義のアルバム「Yes!」(2011)、今作とレギュラートリオでのアルバム「Home」(2010)以来。

楽曲はGoldbergのオリジナル(#3,4,9,10)、ハイチのトラディショナル(#2)、ブラジル系(#1,6,8)やChalie Parkerの(#5)、Warne Marsh(#7)といったジャズメンスタンダードがラインナップ。ゲスト参加のKurt RosenwinkelがOne Life(#10)でエレクトリックピアノ的にギターを弾いています。

Goldbergオリジナルやジャズメンスタンダードの楽曲がアルバムトータルのベースになっていて、そこにはシリアスな肌触りの曲や、高速なフレーズが繰り出される4ビートが展開されていますが、ハイチやブラジルのラテンミュージックでの多彩なリズムや耽美なメロディーがアクセントになっている印象。

トラディショナルなジャズの響きを大切にしつつも、今日的な音楽のバックボーンを演奏に表現することに長けているGoldbergとReuben Rogersがアルバムトータルのカラー決定づけている印象があり、統一感をキープしているんだと思います。そこに、特に#1,2や7,9で聞くことが出来る自在なビートを産み出しているドラムスのEric Harlandがこのアルバムの楽しさを増幅してくれていますね。







Personnel
Aaron Goldberg : piano
Reuben Rogers : bass
Eric Harland : drums
Kurt Rosenwinkel : guitar on #10

Tracks
1. Trocando em Miudos
2. Yoyo
3. The Wind in the Night
4. E-Land
5. Perhaps
6. Triste Baia Da Guanabara
7. Background Music
8. Francisca
9. One's a Crowd
10. One Life

Rel:2014 Sunnyside Communication SSC1402
Tracks 1,2,3,5,7 and 8 Recorded at Systems ii, Brooklyn, NY, April 2014
Tracks 4,6,9 Recorded at Gabriel Recording Gmbh, Staldenm Switzerland, January 2009
Track 10 Recorded at Sear Sound Studios, New York, NY, April 2014

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