Charlie Haden (b)
Rec: 2007/3/24,25
Rel: 2010 ECM
今の僕にはとても染みいる作品。
録音は2007年でいい味がでるように寝がしていたようです。ECMレーベルなんですがピィーンと張り詰めたクリスタルな音じゃなくて、Keith宅録のせいかやけにレンジが狭い丸い音です。
演奏はどれも暖かみのあるもので、違うところにいってしまうKeithはここにはいません。刺激を抑えて"やさしさ"とか"感謝"とか"故郷"とかそういう言葉がでてくる演奏。
ベースはデュオをやらせたら右にでる者はいないCharlie Haden。ピアノとのデュオでは僕のお気に入りでもあるKenny Barronとの作品もありますね。こちらも素晴らしいのでおすすめ。
Keithにしては軽く作品にしたなあって気がしないでもなく、#1や#2などの温もりのあるバラードの流れから4ビートの"No Moon At All"はちょっとがっかり。原曲の髄を露わにした#4の"One Day I'll Fly Away"が最高に美しいだけに惜しい・・。
・・なんて、重箱の隅をつつくようなことを書いちゃったりしてますが、Jazzという音楽を再認識させられる作品でした。この作品は積極的に聴こうとしなくても、音をだしているだけで聴き入ってうっとりしてしまうもので、最近聴いてきた作品との関係とは異なる感じです。そんなわけで、Keithのオススメの聴き方とは違い、朝でも昼でも夜でもOKですね。
お仕事では長~いトンネルにはいってしまい精神的にまいってたところに届けられました。なんちゅうタイミングなんだろう・・。ありがとう。
Tracks
1.For All We Know
2.Where Can I Go Without You
3.No Moon At All
4.One Day I'll Fly Away
5.Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
6.Body And Soul
7.Goodbye
8.Don't Ever Leave Me
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