佐野元春 / ナポレオンフィッシュと泳ぐ日

2010/04/25


佐野元春(vo,g)
Pete Thomas(ds)
Bruce Thomas(b) #9
Keith Ferguson(b)
Brinsley Schwartz(g)
Bob Andrews(p&org)
The Phantom Horns(brass),西本明(key)
#5,10 Performed by The Heartland
Rel: 1989

にわかに佐野元春づいてます。やっぱいいよなぁ~っと。

この作品が世に出た1989年って世界や日本が大きく動いた1年でした。ベルリンの壁の崩壊・ブッシュとゴルバチョフとの冷戦終結宣言、日本では昭和→平成へと時代が変わった年でもあります。
この年は僕が贔屓にしているアーティストがこぞって名作をリリースした年で、時代の大きな動きと無縁ではないと思ってます。御大Neil Youngが"Keep on rock'in in the freeworld"と、Tom Pettyが"I'm Free Fallin'"とシャウトし、佐野さんと同い年の長渕剛は"夜明け前の街が 確かに動き始めてる"と綴ってます。

この作品は、そんな時代の背景でThe Heartlandとの諸作(名曲がたくさん!)の後、イギリスで制作された佐野元春33歳時に作られた1枚です。面子はイギリスのパブロックの大御所たる面々(The AttractionsやBrinsley Schwartzのグループ)。
音は?というと、鮮烈でパブロック的な抜群なノリに佐野元春のフィルターを透過したロックンロール。個人的には佐野さんのひとつのピークだと感じてます。なんといいてもボーカルが神がかってますな。語尾を流すような投げやりなシャウトの#1,#2,#8,#9、スポークンワードが魅力的な#6,#12、ストレートで「今までの君はまちがいじゃない」とまたしても投げやりに歌う超名曲#8など、どれをとっても佐野元春なんだけど、この完成度はとんでもないぜ・・


Tracks
1.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
2.陽気にいこうぜ
3.雨の日のバタフライ
4.野性的で冴えてる連中
5.おれは最低
6.ブルーの見解
7.ジュジュ
8.約束の橋
9.愛のシステム
10.雪-あぁ世界は美しい
11.新しい航海
12.シティチャイルド
13.ふたりの理由



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