Yonathan Avishai / Modern Times

2015/05/24



イスラエルのジャズピアニストYonathan Avishaiが、初めてピアノトリオ編成でリリースしたアルバムです。

彼を知ったのは、同じイスラエルのOmer Avitalのアルバム「New Songs」(過去記事はこちら)で、アルバム自体もお気に入りなんですが、そこでのピアノがハートフルかつかっこいいフレーズを聞かせてくれていたのが強い印象を残しています。

メンツはAvishai Cohen(tp)の"Triveni"が行うツアーメンバーとなっているYoni Zelnikと、全く初耳のDonald Kontomanou。アルバムとしては16曲60分強で、Dule Ellingtonの I Got It Bad (and That ain't Good) (#4)、Louis ArmstrongのCornet Chop Suey (#14) 以外はオリジナルの楽曲で構成されています。

出だしの1曲目が木魚のように叩いただけの曲で面食らいますが、タイトル通り「Woodblock」(もくれんが)を叩いているんですね。そうした自由な遊び心が随所にあったりしますが、タイトルトラック(#10)を中心に、基調はブルースで統一され、風貌とおり親しみやすいフレーズが連発していてリラックスして楽しめるアルバムです。

コンサバな音楽を基調にしていて、革新性みたいなものは感じない作品ではあるものの、この親しみやすさ・楽しさは「買い」ですね。








Personnel
Yonathan Avishai : piano
Yoni Zelnik : bass
Donald Kontomanou : drums

Tracks
1. Woodblock
2. Water (Prologue)
3. Time (4/4 Meditation)
4. I Got It Bad (and That ain't Good)
5. Dancing Child
6. Etude I (Bass)
7. Night in Zvulun
8. Sketch of Barcelona
9. Time (In B Flat)
10. Modern Times Blues
11. Etude I (Trio)
12. The Letter
13. Later That Day
14. Cornet Chop Suey
15. Woodblock II
16. Water (Epilogue)

Rel:2015 jazz&people JPCD815001
Recorded on July 22 and 23, 2015 (誤植??)

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