大変ご無沙汰しているうちに一年が締まってしまう時期になってしまいました。今年終盤は新譜はほとんど聞かず、旧譜を入手して聞くことが多かったですね。
というわけで2012リリースの愛聴盤は列挙できるほどではないんですがピックアップしておきます。重視したのは繰り返し聞きに耐えられるってのがポイントで再生回数、キメの1曲があるかどうかあたりが基準で。
(左から)
1.Brad Mehldau Trio / Where Do You Start
ダントツの再生回数と"Baby Plays Around""Where Do You Start"といったバラードのストレートな表現がしみました。Mehldauって聞く人にあえてストレスを与えてくれる人だったと思うんですが、これは裏切られました。
2.Enrico Pieranunzi / Permutation
コワモテなところと耽美なところが僕にとってはちょうどいい塩梅で凝縮された作品でした。Antonio SanchezとScott Colleyの強固なリズム隊と理想的なせめぎ合いが聞きどころ。"Critical path"の迫ってくる感と"Distance from departure"のクールさの同居がたまらんです。
3.Tom Harrell / Number Five
Wayne Escoffery、Danny Grissett、Ugonna Okegwo、Johnathan Blakeのバンドでの5作目。トータルというか各々の曲の編成を絞ったりしてここのメンツのソロを存分に聞かせる嗜好。冒頭の"Blue 'N' Boggie"でのJohnathan Blakeのソロとか素晴らしく気持ちいいです。キメの曲はDanny Grissettのリフが延々と続くバラード"Journey To Stars"のスペイシーなバラードが素晴らしいです。
(左から)
4.Goldberg Jackson Avital / Yes!
Aaron GoldbergとOmer Avitalの組み合わせでこうした黒っぽい4ビート作品が出されたのは意外でした。"Maraba Blue"のブルーな表情がいい味出してます。
5. Johnathan Blake / The Eleventh Hour
Johnathan Blakeのリーダー作。ドラマーがリーダーといってもバランスを崩すことなく、むしろMark TurnerとかKevin Haysとか、数曲だけに参加しているGregoire MaretやTom Harrell、Robert Glasperを出し惜しみせずモダンなジャズミュージックを創り出している才能に感動を覚えました。
6.Hiromi / Move
Anthony Jackson、Simon Phillipsとの2作目。前作"Voice"よりアグレッシブで前進してきてます。でもお気に入りはバラードの"Brand New Day"。
今年は後半バテたせいかバラードが精神状態と同期をとる役目になってくれた気がします。
ちょっとblogのペースとか、モチベーションとか曖昧になってきてますが、気の向くままのペースで細々と続けていくつもりですので、来年も宜しくお願いします。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
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