山中千尋 / Forever Begins

2012/09/15

Chihiro Yamanaka (p)
Ben Williams (b)
Kendrick Scott (ds)
Rel: 2010 Universal-Music UCCJ-2083
Recorded at Avatar Stadios ,NY on May 16th & June 20th 2010


先日新作の「Because」がリリースされたのがきっかけか、最近山中千尋さん特にこの作品が出勤時のおきまりBGM。過去の記事を辿ってもなかったので、Out of Timeではありますがアップしました。


この作品がでたとき純粋なピアノトリオでの作品はご無沙汰な感じだったし、今を時めくBen Williamsと、ダニグリトリオレギュラーのKendrick Scottとのバンドなのでメンツ的には申し分なし。山中さんのオリジナル曲は#1,8で、ほかは後述の通り。
作品トータルとしては、リズムやアレンジ・アドリブがカラフル(筒美京平"Smmer Wave"~"Cherokee"のぶった切り具合とその"Cherokee"のマーチ風なリズムはインパクトあり)、で発色豊かな前半#1~5と、ストレートで現在進行形なピアノトリオって佇まいの#6以降って感じでLPでいうところのA面、B面みたいな聞き方をしてます。


オリジナルの#1はやみつきになるリズム感で凄く気に入りましたが、全体的に日本人ならではの旋律を高いレベルで創り出しているのが印象的で、この作品のストロングポイントと感じてます。演奏としては山中さんが手数をこめて颯爽とひっぱっているところにB.WilliamsやK.Scottが絡むって構図であくまでメロディとリズムが先行してます。このあたりはマクブライド&ワッツとやっているDavid Kikoskiの新譜とは違う感じですね。



Tracks
1.So Long
2.Blue Pearl (B.Powell)
3.Summer Wave (K.Tsutsumi)
4.Cherokee (R.Noble)
5.W.W.W. (K.Matsukaze)
6.Good Morning Heartache (E.Drake/D Fisher/I.Higginbotham)
7.Saudade E Carinho (V.Falcao/R.Franca/R Franca)
8.Forever Begins
9.The Moon was Yellow (F.R.Ahlert/E.Leslie)
10.Avance (R.Ferrante)



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