Tom Harrell / Number Five

2012/06/09

Tom Harrell(tp,flh)
Wayne Escoffery(ts)
Danny Grissett(p,Fender Rhodes)
Ugonna Okegwo (b)
Johnathan Blake (ds)
Rel: 2012 HighNote HCD7236
Recorded at System Two Recording Studio ,NY on December 30.2011


注目作が目白押しにリリースされる5,6月の作品の中でも楽しみにしていたTom Harrellの新作です。


毎年HighNoteレーベルからこのバンドの作品がリリースされているんですが、3作目"Roman Night"(2010)まではバンドの熟成を推進、そこである程度満足できたからか前作"The Time of The Sun"(2011)はちょっと嗜好を変えて電子的にピコピコときたんで、この作品の方向やいかに?と興味津々でした。


今回は作品全体ではレギュラーバンドなんですが、個々の曲ではソロ・デュオ・トリオ・カルテット・・と編成にバリエーションをもたして、各メンバーの演奏をだっぷりソロをフィーチャーしてます。ソロ好きにはたまらん構成です。
特にデュオが素晴らしい。Johnathan Blakeが叩きまくっている#1、Danny Grissettが曲名のイメージを見事にピアノのアルペジオ(って表現でいいのか?)で表現している美しいバラードの#4は素晴らしいっす。


この作品は曲毎の編成・組み合わせもそうなんですが、曲の順番もよく考えられていますね。#5のようなハードで唯一Wayne Escofferyがうねっている曲の後に、Danny GrissettのFender Rhodesが素晴らしいバラード#6をもってきたり、以降もHarrellのソロ→ダークな#8,9(いずれもトリオ編成;#8はOkegwoを地味にフィーチャー)→ナチュラルな4ビート#10(全員)→再びHarrellのソロで締め。このバンドで5作目とはいえマンネリを排除することに成功していて、構成・編成・サウンドともとてもフレッシュな作品でした。


Tracks
1.Blue'N'Boogie
2.Right As Rain
3.No.5
4.Journey To The Stars
5.GT
6.Present
7.Star Eyes
8.Preludium
9.The Question
10.Melody in B-Flat
11.A Blue Time



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