Steve Kuhn Trio / Wisteria

2012/05/19

Steve Kuhn (p)
Steve Swallow (b)
Joey Baron (ds)
Rel: 2012 ECM 2257 / Recorded at Avatar Studios ,NY September 2011


今月から来月にかけて僕の中での注目盤がなんか大挙してリリースされる予定で、今から懐具合が気になるところですが、、いろいろ増やして(?!)どうにかなるはず・・・。今僕のiPhoneでは今月届いたこのSteve Kuhnと長渕剛(組み合わせて聞いているわけじゃないんでいいんです)の新作が通勤・移動中の相棒となってるところ。

Steve Kuhnの作品ではECMでの前作"Mostly Coltrane"がメンバーのイメージ以上に濃い作品だったし、今回Steve Swallowというとエレベなんで、KuhnはともかくBaronとの組み合わせが興味をそそりましたね。
ジャケ内を読んでみるとこの3人が集うのは初めてとのこと。半世紀近く活動してる面々でもこのように3人揃うということというのは運命的なものなんですね。まるで馬券の組み合わせのよう・・。

最初聞いた時は、まったりしてるしSwallowのベースもぶよんとしているし、各曲のキャラのたち具合がないなぁ、、ていうのが第一印象。何度か聞いているうちに、このCDの録音ボリュームが他のCDと比べるとやけに低いことが判明してボリュームを1時間半ほどあげたところ、その不満はほぼなくなりました。ボリューム・・できるだけ上げましょう。

曲の構成としてはECM盤なので結構なウエートで静謐なんですが、ヒンヤリ感だけではないです。4ビートな#1、ボサノバ的な#2,9、Baronが強烈にかましてくれるハードな#6、温かみのあるメロディの#10、Steve Swallowっぽさ全開のラストとか、なかなか有機的なサウンドで楽しめます。

贅沢を言うと録音的に音が軽いのでビシバシ感がほしいところですが、リラックスして聞くのが一番この作品にあうシチュエーションと思うので、仕方がないかも。それよりもこういう新しい録音でありながら普遍的なJazzを楽しめる作品はありそうでないんで、大切にしたいですね。



Tracks
1.Chalet
2.Adagio
3.Morning Dew
4.Romance
5.Permanent Wave
6.A Likely Story
7.Pastorale
8.Wisteria
9.Dark Glasses
10.Promises Kept
11.Good Lookin' Rookie



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