Aaron Goldberg (p)
Omer Avital (b)
Ali Jackson Jr (ds)
Rel: 2011 Sunnyside Communication SSC1271
OAM TrioのAaron Goldberg、Omer AvitalにAli Jacksonという布陣。Aaron Goldbergリーダーの前作 [過去記事はこちら]はReuben RodgersとEric Harlandなどとのソリッドなサウンドを聴かせてくれたが、この作品は共同名義だしジャケからもフランクな雰囲気のよう。曲のクレジットを見ると、Aaron Goldbergの名前はないのが意外だし、Eli Degibriの作品がセレクトされたのはなんでだろう。
いつものAaron Goldbergの小難しい感じではなく、ジャケの雰囲気通り黒っぽい4ビートな演奏が中心。引き締まったベースがはいったKenny Barron Trioのようで意外な感じだけど楽しいアルバムです。これが狙いで難しくなりがちなAaron Goldbergのオリジナルを入れなかったりAli Jacksonを入れたりしたのであれば、大正解といっていいと思う。そのAli Jacksonは演奏の他にオリジナル曲(#3、#5)の提供で頑張ってます。それがなかなか美メロでアルバムの中でいいアクセントになってます。それと唯一小難しい曲の#7(上記Aaronの前作でもやってます)やブルースな#8でのタンバリンも曲のグルーブに拍車をかけるような入り方で、なかなか面白いというかかなりイケてる。
Aaron Goldbergのイメージからすると、意外な黒っぽさたっぷりな4ビートな作品だけど、芸の幅の広さを改めて証明した1枚といったところでしょうか。
Tracks
1.Maraba Blue
2.YES!
3.Aziel Dance
4.Epistrophy
5.El Soul
6.Way Way Back
7.Homeland
8.The Shepherd
9.Manic Depressive
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