Brad Mehldau (p)Larry Grenadier(b)
Jeff Ballard (ds)
Rel: 2012 Nonesuch 529689-2
All tracks except 3,8 & 10 recorded November 17,2008
Tracks 3,8 & 10 recorded April 19,2011
だいぶ間があいてしまいました。今日で3月も終わり、外はかなり強風で春一番になるのかも。
さて、待望のBrad MehldauのTrioでの新作です。
アルバムのコンセプトは"Ode"-つまりは詩集といったところでしょうか。Michael BreckerやMehldauの息子さん、映画のキャラクタなどがモチーフのようです。メンツは「Day is Done」('05）と同じでほとんど'08年録音ですから、「Day is・・」～「Brad Mehldau Trio Live」('08）に引き続いて録音したものに昨年3曲追加した作品のようにみえます。
「Day is Done」あたりから強く感じていましたが、現代のシンガー・ソングライターの作品を聴いている感覚を覚える空気感が充満しています。Kurt CobainとかThom Yorkeとか・・。そんな空気感なので、リラクゼーションとは縁遠い、ヒンヤリしたほどよい緊張感と対峙する類の作品ですね。
ただなぁ、聴き始めてから二週間くらいですが既視感を感じずにはいられないところが不満といえば不満。Brad MehldauとGrenadier、Ballardが組むとこんな関係となるんでしょうが、どうしてもMehldauのソロ作品の中にこの二人がバックで入った・・みたいな感じがなぁ。その割にMehldauもソロ作品のような迸るフレーズが少ないし・・。そろそろこのメンツも限界なのかもなぁと思ってしまったり。（ジャケもGrenadierだけ違う場所に立っているような微妙な構図だし）
と過剰な期待をしてしまっていたからか、グダグダした感想を持ってしまってますが普通にいい作品です。#3とか#6、7のリズムとグルーヴとか、緩やかな旋律のラスト#11とかたまらんです。TPOとしては眠気の残る出勤時とかアタマを働かせたい時とか、これから活動を活性化したい時のお供に。では。。
Tracks
01 M.B.
02 Ode
03 26
04 Dream Sketch
05 Bee Blues
06 Twiggy
07 Kurt Vibe
08 Stan the Man
09 WWyatt's Eulogy for George Hanson
10 Aquaman
11 Days of Dilbert Delaney
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