Diego Barber / The Choice -癒しのクラシカルなギター-

2011/06/11

Diego Barber (g)
Joahnnes Weindenmueller (b)
Ari Hoenig (ds)
Mark Turner (ts)
Larry Grenadier (b)
Seamus Blake (ts)
Rel: 2011 Sunnyside Records SSC1272
Recorded on Jun,2010 at MRS studios,NY


ラテン的な乾いたギターをGW前くらいに探していた時期があって、そこでひっかかったDiego Barberのリーダー作。なんといってもメンバーが豪華で、Kenny Warner Trio時代のコンビAri Hoenig、Joahnnes Weindenmuellerと、"Fly"のMark Turner、Larry Grenadier、それにSeamus Blakeと、今日のジャズでは欠かせない面々が共演している。ちなみにDiego Barberは初対面。彼のWebサイトをみるとスペインはランサローテ島というところの出身のようだ。名前もディエゴさんだしラテンフレーバーを味わえそうという期待が。曲は全曲バーバーのオリジナルで#1~#6はこのバンドでのパフォーマンス、#7~#9はBarberのクラシック的なソロ組曲という2つの側面が楽しめる塩梅となっている。

1曲目はひんやりしたクラシカルなアコースティックギターの響きをギタートリオで。深みのある響きとメロディが都会の喧騒で疲れた心を癒してくれるような。
#2~6はギターカルテット。ベースとサックスが2組スタンバっているし、WサックスはやってなさそうなのでMark TurnerとSeamus Blakeの共演はなく多分FlyコンビとJoahnnes Weindenmueller・Seamus Blakeコンビで各曲を分担しているんだろう。何せCDにはクレジット的なものが皆無で分からないし彼のホームやレコード会社のWebサイトにも記載が無く、ちょっと不親切。この4曲はメロディ・リズムとも振幅が大きく、特にMark Tuner、Seamus BlakeそしてAri Hoenig(#5のソロガいい!)が持ち味を発揮している。この間Barberはソロ中心となっていて、この4曲に関してはSax二人がリーダーっぽい。しゃあないか、音色的に。#7~#9はうって変わって、クラシックギターのソロ組曲。彼の本領はこちらなんでしょうね。

アルペジオの響きが荒れた心の襞を覆ってくれて、癒されます。仕事や家事で疲れた方に週末に聴くことを是非お薦め。


Tracks
1.To Annie
2.Contraste
3.Jose's House
4.Chicago
5.Ailanto
6.Pittaluga
Sonata Banc d’Arguin
7.Nouadhibou
8.Mauritania
9.Nouakchott



0 件のコメント :

コメントを投稿

 

Site Serch

Archives

Popular Posts