Ryan Kisor Quartet / Power Source

2011/02/11

Ryan Kisor (tp)
Chris Potter (ts)
James Genus (b)
Gene Jackson (ds)
Rel: 2001 Criss Cross 1196
Recorded on June11,1999,Brooklyn,N.Y.


未明から雪の東京です。たしか1週間前から予報でいわれていたと思うんですが、そのまま当たるって凄いですね。雪は水っぽいから積もらなさそうだけど、凍結したら気を付けましょう。寒いからってわけではないけど熱いものが聴きたくて、今これをかけてます。

Ryan Kisor今のところ全盛期(?!)時に吹き込んだ2001年作品。コードレスな編成なんですが、Chris Potterとのフロント体制+強固なリズム隊の布陣で、広大なスペースを自由自在に遊泳して、二人のソロ・ユニゾンが存分に堪能できます。

Kisorのオリジナルはタイトルトラックの#1のみで、Chris Potter各品が#2,6、C.Mingus、J.Heath、O.Colemanと変化球(?)系の先達の曲達。アグレッシブ目な#1,#2,#7あたりでも、強烈にはぶち切れないChris Potterににんまりしながら、ちょうどこのくらいがRyan Kisorとはいい塩梅なのかもと思ったりして。#3,4あたりのゆったりした曲では、二人の綺麗な音使いがじっくり味わえます。(今のChris Potterではなかなか聴けない気も・・)

この作品のハイライトは、Mingus作品の#5や、後に"Okinawa"となる#6"Pelog"、ラストにかけてでしょうか。なりを潜めていた感じのGenusが硬質なベースで底からの突き上げに呼応した3人の弾け具合が聴きどころでしょうね。

ここ数年のアルバムには疑問符がありありなんで、この頃のライアンが全盛期のままとなってしまわないよう願うばかりです。


Tracks
1 .Power Source
2 .Salome's Dance
3 .Duke Ellington's Sound Of Love
4 .New Picture
5 .Boogie Stop Shuffle
6 .Pelog
7 .Bird Food

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