Philip Catherine / Concert In Capbreton

2010/12/19

Philip Catherine (g)
Enrico Pieranunzi (p)
Hein Van De Geyn (b)
Joe LaBarbera (ds)
Recorded live in Capbreton, August 18, 2007, France


ベルギー人ギタリストのPhilip CatherineとU.S.のドラマーJoe LaBarberaは作品としてはお初だけど、Enrico PieranunziとHein Van De Geynは傑作ライブ作品"Live in Paris"(2006、過去記事はこちら)ではぶっ飛んだインタープレイを聴かせてくれた二人でGetとした理由です。

ProducerでもあるHein Van De Geynの作品の#5以外は、スタンダード。楽しみにしていたEnrico Pieranunzi・Hein Van De Geynの演奏は前述"Live in Paris"のようなアグレッシブさは控えめ、違う世界に導くようなうねりもあまり表には出さないが、#5あたりのソロではかなり熱いアドリブを聴かせてくれる。まあスウィートな選曲も選曲だから、全般的には腹八分目ってところ。

ギターのPhilip Catherineは時折激しくロックっぽいフレーズもあったりうっとりさせるようなフレーズを創り出したりで、素晴らしいギタリストだと思う。Joe LaBarberaは刺激的なドラミングというより堅実に刻むタイプで、暴れそうな連中と組むとバランスが整うようです。(このメンツとあっている、ということですね、)

ぶっ飛ばないが何度も繰り返し繰り返し聴きたくなるような、ほどよい刺激のある心地のいいLive作品でなんともマイルドな逸品でしょうね。


Tracks
1.Announcement
2.My Funny Valentine
3.My Foolish Heart
4.Broken Wing
5.Beatrice
6.Change
7.You've Changed
9.Speak Low


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