Enrico Pieranunzi / Dream Dance

2010/04/15

Enrico Pieranunzi (p)
Marc Johnson (b)
Joey Baron (ds)
Rel: 2009


眼精疲労なのか頸から眼の奥にかけてなんともいえない疲労感。そんなときには眼をつむって、研ぎ澄まされた音と旋律の美しさに満ちたエンリコ様の最新作(?!)を聴きましょう。

昨今イタリアのジャズが脚光を浴びてますが、大体共通して明るくブルース臭が希薄なバップ的なJazzをやっているイメージが強いですね。それに比べると同じイタリア人のエンリコ様はかなり違った趣で、クラシックな風味と一歩踏み出すとフリーな旋律が最大の魅力です。
昨年リリースされた本作は、スタジオ録音の作品としてはこれまでの作品より音が強いというかはじけているというか、クラシカルな旋律を破裂させたような瑞々しさがたまりまへん。
メンバーもレギュラーといえるMarc JohnsonとJoey Baronで、特にこの作品ではMarc Johnsonの軋むようなベースが生々しくて気持ちいいですな。ジャケも上質でコスモな感じで雰囲気とバッチリだし。

どの曲もお美しく、かつ強いんですが、僕のお気に入りはJoey Baronのドラムがたっぷり腹一杯いただける#7"Pseudoscope"。こんな曲がもう2曲くらい欲しかったってのは無理な相談ですかねぇ。


Tracks
1.End of Diversions
2.No-Nonsense
3.As Never Before
4.Castle of Solitude
5.Peu de Chose
6.Nippono Ya-Oke
7.Pseudoscope
8.Dream Dance
9.Five Plus Five

追伸:
#6の"Nippono Ya-Oke"ってヤオケ?







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