Antonio Hart (as)
Chris Potter (ts,ss)
Gary Smulyan (bs)
Alex "Sasha" Sipiagin (tp,flh)
Robin Eubanks (tb)
Steve Nelson (vib,marimba)
Dave Holland (b)
Nate Smith (ds)
Rel: 2010 Recorded Live at Birdland Jan 7-11,2009
Steve NelsonのVibが耳から離れない今日この頃です。
Dave Holland・・大御所のお方でありながらも、僕の極小的な嗜好のせいかこの作品で3作目の対面です。前作6人編成の"Pass it on"から、さらに2人増員してます。
メンツ的には前作でいうと、Mulgrew Miller(p)とEric Harland (ds)が残念ながら今作では不参加で、そのかわりクリポタとNate SmithのUndergroundコンビ&Baritone SmulyanとVibe Nelsonが大挙してきてます。全体感としてはDave Hollandのレギュラーメンバーが軸でもあり、前作と方向性は変わっていないようです。なので、聴きどころとしては前回不参加の面々でどうなるかちゅうことでしょうか。
1曲目のPathways("道"と訳すならば道路というより"武士道"とかの道なのかな)はGary SmulyanのBaritoneがフィーチャされてますが、彼がハードバップ的な伝統的なもの以外の作品で聴いたのは初めて。さすらいの男の道をイメージさせる甘さのない曲調に硬派な低音のソロがなかなかいい味を出してます。Dave Hollandのソロに呼応して、耳の左側でNelsonのVibが風にゆられるような冷たい響きが断続的に浸食してくるようで、僕はやみつき状態になりつつあります。
続く2曲目はNate SmithのシャープでファンキーなドラミングとAntonio Hartのアグレッシブなソロがたっぷり堪能できる、いかにもHollandなかっちょいい曲です。Nate Smithを聴くならこの曲。
クリポタ作品の3曲目は、Sipiaginとクリポタのソプラノがフィーチャなんですけど、まったりした曲であんま期待していたクリポタの音じゃないです。(ソプラノの範疇では十分熱いものなんですけどね)
心の中で注文していたクリポタのソロは実は4曲目でやっときます。ここでのNate Smithとの圧のかけかたは流石に息があったもので、そこにRobinのトロンボーンが被さってくるところが聴きどころ。まあ大編成なのでクリポタも大炸裂まではいかんのでしょうけど。
やや陰鬱なBlueJeanをへて、ラスト2曲は大所帯という制約の中で、全員がソロを分担しつつもNate Smithが特に刺激的なビートを叩きだして緊張感を煽ってます。
8人編成なので誰かの何かだけをもとめてしまうとはっきりと物足りなさがでてしまいますが、メンバーの個性の塊とHolland節をひっくるめて聴く作品と感じました。
というわけで、通勤時眠っている脳に聴かせますといい塩梅ですね。Vibが病み付きに・・・・・
Tracks
1.Pathways
2.How’s Never?
3.Sea Of Mamara (Potter)
4.Ebb And Flow
5.Blue Jean
6.Wind Dance (Sipiagin)
7.Shadow Dance
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