Manuel Rocheman / Cactus Dance

2010/02/08

Manuel Rocheman (p)
Antonio Sanchez (ds)
Scott Colley (b)
Rel: 2007


ようやくCDプレーヤーが健康的な活動を再開しました。メインプレーヤーに就任したばかりのパイオニアPD-8070(1987年もの)はどうも輸送中にピックアップレンズが傾いてしまい、CDメディアを斜めに読もうとして読み込んでくれなかったようです。だめもとでレンズをクリクリと端っこをまさぐったところ、サクサク読み込んでくれるようになりました。デリケートなのね・・。

というわけでたっぷりCDが聴ける環境に戻って、先日のVincenzo Daniseがヘビーローテーション化していて、聴き過ぎてすぐ飽きてしまう恐れを抱いたので、同じヨーロッパのピアノトリオでつなぐこととしました。今日はフレンチのピアニストManuel Rochemanの3年前の作品です。(サボテンダンスってなんだろ?)聴き始めて3年経つけど、飽きないのはDrumとBassが面白いおかげといっても過言じゃない。この作品ではどちらかというとキレイ系のRochemanを、Antonio&Colleyが素晴らしい具合にノリとコクをブレンドさせている。

収録曲はRochemanオリジナルが5曲のほかBill Evans縁の曲など12曲。1曲目からこのメンツでイメージする音が飛び込んできて嬉しい。キレイな旋律をブットいベースとRollするドラムが有機的に絡んでくる。2曲目では曲の1フレーズだけ電子音的なピアノがはいってビックリするけど僕はアクセントになっていいなと思う。どの曲もAntonio Sanchezが素晴らしいドラミングを好きなだけ叩いてくれてるみたいで嬉しいっす。ベストはなんとも楽しいノリでAntonio Sanchezが本領発揮できていると思うPrato Feito(#6)。他の選曲からみてもRochemanの嗜好はその次のComrade Conradのような曲なんだろうけど・・。Enrico Pieranunziみたいにフリー寸前までいくこともなく、美味しい旋律を高いテクニックで紡いでいくRochemanはいそうでいないタイプのピアニストだと思う。そんなキャラには熱風を吹きかけるがごとく熱く分厚いリズムがぴったり。またこのメンツで是非やってもらいたいなあ。

また、この作品は録音も素晴らしいです。録音の素晴らしさなくしてAntonio Sanchezのドラムがストレートに楽しめることはなかったでしょう。Joe Marcianoさん、GJ!!


Tracks
1.Aulnay Blue
2.You must believe in spring
3.Batida de Coco
4.Cactus Dance
5.So Tender
6.Prato Feito
7.Comrade Conrad
8.I do it for your love
9.El Mosquito
10.Waltz for Marianne
11.I love you (7/4 ver)
12.I love you (4/4 ver)


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