Baptiste Trotignon / Share

2009/12/19

Baptiste Trotignon (p)
Matt Penman (b) except7
Eric Harland (ds) #1,3,8,11
Otis Brownⅲ (ds) #2,4,5,6,9,10
+Guests
Tom Harrell(flh) #2,4,7
Mark Turner (ts) #2,4,6
Rel: 2009


Eric Harland&Matt Penmanが参加しているので発売当時から気になっていたけど、試聴時なんだかおとなしすぎるイメージがついてしまい購入を躊躇していた1枚。今回中古盤で鎮座しているのを発見し、なおかつ中古盤\100割引券利用でリーズナブルに調達成功。

全曲Baptiste Trotignonのオリジナル。

#1は穏やかなクラシック調なメロディーから16ビートにダイナミックに変化するところがかっこいい。この時の瞬発力をリードしているEric Harlandは流石ですねえ。
#2はバラード。ゲストのTom HarrellのFlugelhornの暖かい音色が癒しを感じられる。
#3はMatt Penmanの弦の軋みまで聴かせてくれる長めのソロからTrotignonとHarlandが疾走する。美しさとスピード感が抜けて素晴らしい。試聴した時なんでこの曲を聴かなかったんだろう??もっと早く出会いたかったぞ。
次の#4は意表をついてハードバップ。ここではOtis Brownⅲがオーソドックスながらも黒っぽさをしっかりだしていていい感じ。Mark Turnerもなんか珍しく4ビートの陽性なフレージングで新鮮。
#5は今年聴いたあらゆる曲の中で最高に美しいメロディ。感動です・・・・・。
#6はモーダルな曲調でMark TurnerとTrotignonがはまっているし、Otis Brownⅲもハードバップが得意な先入観はぬぐい去られるようなかっこいい叩きっぷり。
#7ではTrotignonとTom Harrellのデュオ。Trotignonの弾かれる美メロとTom Harrelの暖かい音がバッチリ。
続く#8は再びモーダルなタイプの曲で、Matt Penmanの音数が多いソロとHarlandの煽るようなシンバルが刺激的。
#9はTrotignonのピアノを聴く曲だと思う。テクニックが凄い!!
どの曲もメンバーを活かしているしバラエティに富んだ曲ばかりでとてもいい曲だらけだけど、ベストは#10。Trotignon&Penman&Brownⅲの疾走は鳥肌もの。Liveで聴きたいなあ。ラストはまた美メロ。感動的な曲調でこんな曲をHarlandがやるのは珍しい気がしないでもない。

音も演奏も曲も素晴らしく、大変な傑作を僕は半年以上聞いていなかったんだ・・。でも中古で出会ったことに感謝しよう。


Tracks
1.First Song
2.Samsara
3.Mon Ange
4.Dexter
5.Pease
6.Flow
7.Blue
8.Grey
9.Waiting
10.Red Light District
11.Vibe



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