Seamus Blake / Bellwether

2009/11/04


Seamus Blake (ts,ss)
Lage Lund (g)
David Kikoski (p)
Matt Clohesy (b)
Bill Stewart (ds)
Rel: 2009


完全にメンバー買い。ベースのMatt Clohesyは初対面だけど、ジャケもBlakeにしては"分かり易いことやってそう"なJAZZ盤らしいものでこれも購入した重要なファクターだった。
メンバーみて、Seamus Blakeはもちろんだけど、David KikoskiとBill Stewartの今日のJAZZには欠かせない二人がどう勝負しているかが聴きたくなるのが人情かな。


#1の凄く分かり易いストレートなジョンスコ作品がまっことかっこいい!! ドラムの技術的なところは分からないのであれなんだけど、Eric Harlandをはじめ今日は本当に凄いドラマーが目白押しの中で、Bill Stewartだけは何か違うリズム感をもっている感じがする。(力任せではないなにかが・・)
続く#2はなんとなくワルツっぽい淡々としつつも微妙なリズム変化をとらえたメロディーが心地いい。そんなフラットなテンションから再びガツンとくる#3でのBill StewartとSeamus Blakeの絡みがたまらん。
そんなハイテンションな演奏をさます#4は、なんとなくマイルスのMy Funny Valentineがモチーフっぽいバラード。Lage Lundのアコースティックギターの滋味感あふれる音が癒される。
タイトル曲の#5はBill Stewartのシンバルが煽りまくって、そんな熱い曲調じゃないんだけど熱く感じさせる。(Bill Stewartばっかりだなあと感じ始めるが・・) David Kikoskiもここではじめてソロなんだけど、なんか抑えめ。
ラスト2曲は対照的。#6はFootprints"っぽい"オリジナル。モーダルで熱い演奏が心揺さぶられます!! ようやくKikoskiのメカニカルなタッチを堪能できるし、Lage Lundのギターソロもいい。でもやっぱりBill Stewartが全部根こそぎもっていってる感じ(笑)
ラストはクラシックの世界からドビュッシーの作品。


作品トータルのイメージとしては、Seamus Blakeの作品にしては陽気というか分かり易い曲が多いし、Blake自体意外なまでに控えめな演奏な気がした。その分(?)Bill Stewartをタップリ堪能できる作品になってくれたけど、やっぱSeamus Blake作品としては物足りないかな。頻繁にプレーヤーに乗るって意味では素晴らしい作品になったとは思うけどね。



Music List
1. Dance Me Home
2. Beleza Que Vem
3. Subterfuge
4. Song That Lives Inside
5. Bellwether
6. Minor Celebrity
7. String Quartet in G Minor, Opus 10



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