McCoy Tyner / Land of Giants

2009/10/31

McCoy Tyner (p)
Bobby Hutcherson (vib)
Charnett Moffett (b)
Eric Harland (ds)
Rel: 2003


3桁のお値段で鎮座していたところをを確保。McCoyだけならまだしもこのリズム隊ならいいに決まってる。はず。シンプルなピアノトリオなら剛球一本なメンバーだけどVibの親玉Bobby Hutchersonがはいってどうなるかだな。そういやMcCoy TynerとCharnett Moffettは今年の東京JAZZで一緒にやってたね。

曲は#4#7#10の3曲を除きMcCoyのオリジナル。気合いを感じるぞ。
初っぱなからVibがフィーチャーされてます。このオープンな感じのメロディはVibの音色とピッタリだね。ラストいきなりFade-outしていくのが好きになれないけど。#2はバラードだけどMoffettのでしゃばりぶりが意外にはまっていて、飽きのこない演奏となっている。#3はこれぞMcCoyと感じさせるモーダルでアグレッシブな曲。かっこいいっす。MoffettのランニングとHarlandの短いながらも叩きっぷり抜群のソロも味わえる。ただ録音が平易すぎて腹に来ないが残念。#5はなんとなく中近東系(?)の旋律とリズムが面白い変わった曲。HutchersonのVibの妖しい響きとMoffettのアルコがそのイメージを膨らましている。純粋な4ビートのブルースの#6、ソロが美しい#7と続き、Harlandのドラムソロが口火を切るモーダルな曲。HutChersonのVibに負けじとHarlandがバスドラで応酬、見てられんとMoffettが高速なベースソロを繰り出してたまらん。ただ尻すぼみのように終わってしまうのはどうしたことか。Harlandのドラムが重量感を与えているワルツっぽい#9もいい。ラストは軽やかなブルースで締める。

録音に不満はいくつかあるけど、Charnett MoffettとEric Harlandが御大二人を蹴飛ばす感じでいいじゃないっすか!! 超名盤の部類ではないけど、プレーヤーに頻繁に乗せたくなるような聴きやすいけど聴き応えのある1枚ですね。


Tracks
1. Serra Do Mar
2. December
3. Steppin'
4. If I Were a Bell
5. Manalyuca
6. Back Bay Blues
7. For All We Know
8. Search
9. Comtemplation
10. In a Mellow Tone



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