Frank Morgan / City Nights Live at The Jazz Standard

2009/11/19

Frank Morgan (as)
George Cables (p)
Curtis Lundy (b)
Billy Hart (ds)
Rel: 2004


仕事で疲れたときに無性に聴きたくなるものってありますよね。この作品は僕の中でまさにそんな癒しの作品。(にしては内容的に最後は熱いけど・・) この作品がリリースされたかされないかのタイミングで吉祥寺の某有名Jazz喫茶の新譜試聴会で聴いて即買いしたものだったかな。

Set Listはどれも超代表的なスタンダード。疲れた時に初っぱなのGeogia on My Mindをジンワリと「ス・ス・ス・」てな感じで疲労感を滲ませつつ、かすれた音を聴かされてしまうと僕の疲労感も緩やかにオブラートで包まれるようで癒されますな。

全体はどうかっていうと、Frank Morganは音色からいってもパーカー派ってイメージだし、Geoge CablesやBilly Hartのメンバー構成からも下手すると古めかしいだけのBopオンリーな演奏になってしまう危惧がありそうだけど、なかなかどうしてMilesの#4やColtraneの#7,#8で聴けるモーダルで熱い演奏はそんな先入観は取っ払ってくれるね。なかでもラストのImpressionはGeogia on My Mindと同じライブだったんか?と勘ぐりたくなるほど、気迫で圧倒するような熱い演奏でエキサイト!! "Geogia on My Mind"の「ス・ス・ス・」でささくれた心を癒され、All Bluesで復活の兆しを感じさせ、最後は大盛り上がりと、起承転結に優れた名盤といえるでしょう。

Frank Morganは御年76歳。この作品当時でも71歳。海の向こうのじいさまはガッツがあるよね。ジャンルは違えど日本の永吉さんもそれぐらいいくかな?


Tracks
1. Georgia On My Mind
2. Cherokee
3. Summertime
4. All Blues
5. I Mean You
6. Round Midnight
7. Equinox
8. Impressions


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