Fleurine / San Francisco

2009/11/17

Fleurine (vo)
Chris Potter (Sax & Woodwind)
Brad Mehldau (p)
Chico Pinheiro (g)
Freddie Bryant (g)
Doug Weiss (b)
GILAD (per)
Rel: 2008


今晩はPete Malinverniの奥さんに続いてBrad Mehldauの奥さんの作品です。奥さんとは知らずにChris PotterとBrad Mehldau、Doug Weissが名を連ねていて\500は安いでしょうと先日購入した次第。曲は全曲知りません。ジャケのクレジットを読んでみると彼女に近い面々と共作してるのかな。

プレーヤーをかけてみて、イメージしていたコンテンポラリーな要素が満載のJazzボーカル作品ではないことを確信。ちょっと暗めのひんやりしたボサノバ(?)って印象で、これは聴き方を変えてこの作品を咀嚼してみようと方針転換。

ボサノバの要素が強いせいもあって、Freddie Bryant(初耳・・)の乾いたギターが全編とおして影響大。もっとハッピーな曲調だったらもっと青空をイメージできたんだろうけどな。

購入時に楽しみにしていたChris Potterはというと、#3のボサノバではなんとfluteをかわいく(?!)吹いているし、次の#4の陰気な曲では暗さを増長するようなBassClaを。う~ん。次にPotterが登場するのは終盤の#9。ここでやっとSaxで弱め(録音のせい?)ではあるがモーダルなフレーズがそこはかとなく飛び出している、けどどうなの?この役回り、Chris Potterでなくてもと思うのは僕だけだろうか?
旦那のBrad Mehldauはというと#1#7#10の3曲で登場。全編暗い雰囲気なのでJazzやっていれば、魅惑の両手が動きまくってウハウハなところだけど、ここではあくまでも奥様に寄り添って伴奏って感じかな。#7だけソロで楽しめる部分もあるけどね。

最後にFleurineのボーカルだけど、もっとテンポのあるボサノバを歌えばナチュラルであくのない声がはまると思うんだけど、水藻に漂うような暗めの曲では厳しいんじゃないでしょうか・・。僕の好みなんでこんなイマ2くらいなレビューになってしまったけど、購入時の値段が値段だけにここまでにしておこう。


Tracks
1.Love Marks
2.E Se
3.Tatuagem
4.Memories In Black And White
5.Encontro
6.Anoiteceu
7.The Roses
8.Behind Closed Doors
9.Tempestade
10.Spring-Buds Through The Snow
11.Passagem


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