Victor Goines/Love Dance

2009/10/01

Victor Goines (ts,ss,cl)
Peter Martin (p)
Reuben Rogers (b)
Greg Hutchinson (ds)
Rel: 2007


我が家の夕食はサンマの塩焼きでございました。焼きたてを食せるなんて幸せですねぇ。和食と合いそうな作品と言うことで、まろやかなヴァイヴを感じられる本作をご紹介。

多分リリースしてほどなく、某レコード屋さんを物色中に購入したもの。当時Victor Goines自体は知らず、明確にPeter Martin、Reuben Rogers、Greg Hutchinsonの方を目当てなのと、「これぞJazz」という感じのジャケットもいい雰囲気だったし。

何度聴いても、Goinesの暖かみのあるsax(#2,#4などはclarinet)が心地いいなあ。まろやかです・・。曲によってはモーダルな曲(Goines作品の#5、#8)や面白いリズム(こういうのって何分のの何拍子っていうんですかねえ)のラスト(これがベストトラック)などがあって、古き良き時代のJazzだけでは片付けられない演奏が楽しめる。この作品では、ここんとこリーダー作を出していないPeter Martinが曲によってバップ的な要素とモーダルな雰囲気をうまい具合に弾きわけていてかっこいい。このトリオで出しましょうよ。
Hutchinsonはこんな作品だとどんぴしゃにハマっていてバスドラがドスッと腹に来るし深いコクが味わえる。BassのReuben Rogersはこういった純粋な4ビート系の作品では珍しい気がするけど、ぶっとくボトムが決まっていてすんばらしい。ちなみにhutchinsonとのコンビはJoshua Redmanの最新作「Compass」でも聴ける。(あちらはちょっと変化球な作品だったけど)

全体を通して、小手先でないどっしりと腹におちたJazzを聴かせてくれて、末永くつきあっていけそうな味噌汁のような作品かも。


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