PearlJam / VS

2009/10/23


先日PearlJamの新作を耳にして、急に聴きたくなった1枚を紹介します。
1993,94年は"オルタナ"全盛で、Nirvanaの「In Utero」、Smashing Pumpkins「Siamese Dream」Soundgarden「Superunknown」、Stone Temple Pilots「Purple」などがこぞってリリースされた時期。

このセカンドでは、前作の水中の中から沸き立つような音作りのRick Parasharから、タイトでダイレクトな音作りのBrendan O'brienに変わった。(新作でも復活してますね)
Nirvanaと違って、クソ真面目で育ちが良さそうなところが音や曲になって表れていて、ただ真っ直ぐなアメリカンロックバンドであることが今聴いても当時以上に感じられる。流行り廃りのないものをやっているので、もう16年も前の作品とは思えない音だね。

曲によってはパンキッシュなものもあれば、R.E.M.の何かに入っていそうな曲もあるし、#4のシャウトなんかは僕が敬愛するJohn Mellencampのそれに近いものを感じる。ただ、単純に温故知新的なロックとは大きく違うのは"等身大の苛立ち"を表現されていることだ。それがメンバーの緊張感ある演奏にもエディのボーカルのベースにもなっていて、今は消え去った他の"オルタナ"バンドとは違うところだろう。

もうメンバーも40代半ば(!!信じられない!!)になっているが、R.E.M.やU2などと並ぶブレのないスタンスで太く長く続いている偉大なロックバンドになっていると思う。


1.Go
2.Animal
3.Daughter
4.Glorified G
5.Dissident
6.W.M.A.
7.Blood
8.Rearviewmirror
9.Rats
10.Elderly Woman Behind the Counter in a Small Town
11.Leash
12.Indifference
Rel:1993

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