Joshua Redman Quartet / Spirit of the Moment : Live at the Village Vanguard

2009/08/21

Joshua Redman (Sax)
Peter Martin (P)
Christopher Thomas (b)
Brian Blade (Ds)
Rel: 1995


昨夜に続いて「Live at The Village Vanguard」を。今夜は先日もご紹介したJoshua Redman。リリース・演奏とも'95年で2枚組ビッチリ収録。

収録曲はほぼJoshua Redmanのオリジナルだが、[Disc One]#2"My one and Only love"、#5"Remember"、ラスト"St.Thomas" !!がスタンダード。[Disk Two]は#4"Just in Time"とメンバーのBlade作"Mt.Zion"以外はオリジナル。この頃のRedmanはオリジナルでもとてもトラディショナルなメロディの曲が多くて身体に馴染むんだけどな。近頃は分かりづらいよ。。

ここでのRedmanはぎりぎりまでフレーズを出し惜しみするようなふしはあるけど、テーマを上回るような燃えたぎるアドリブを吹きまくっていてなんとも最高っす。僕自体は初体験のPeter Martinはビバップ直系の語り口、Chris Thomasは一番地味だけどぶっとい音でBladeに刃向かっているぞ。で、主役を喰ってるかも知れないのが、スピード・瞬発力・爆発力MaxのBladeのDrum。St.Thomasなどはマジでシンバルからバスドラまで叩きまくりあおりまくりで神がかってる!! 近頃のBladeの参加作品はどれも抑制が効いちゃってるので今となっては貴重かも。(近頃の作品で最高のBrian Bladeが聴けるものがあったら是非ご紹介くださいね。)あまりにもそのSt.Thomasが凄くて、他の曲もめちゃくちゃかっこいいのですがちょっとかすんじゃってるかも。それくらい僕は興奮して聴いるのだ!!!!!

最後にこれも昨日のBrad Mehldau盤と同じく録音技師はJames Farber。Saxという楽器がとてもふくらみのありつつも腹にも来るバランスで採られていて気持ちよさこの上なし。(ほぼ昨日の最後の方を抜粋)我が家の'89年製造のプリメインSansui君とCDプレーヤーKenwood君に相性ばっちりの音で嬉しい・・

とにかく演奏最高・曲最高・音質最高と3拍子そろった作品なので、剛球真っ直ぐなストレートなワンホーンカルテットを聴かれたいという方はこちらを大推薦です!!



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