J Mascis (ex Dinosaur JR) / Martin+Me

2009/08/24


仕事から我が家へ帰って扉をあけると虫の音が。秋だなあ・・。秋味も売っているのかな?
そんなわけで無性に弾き語りが聴きたくなったとき棚をみてみると黄色地に黒い字で「聴いてくれ~」と訴えているやつがいる。

オルタナティブロックというジャンルができる以前、1980年代後半から好き勝手にやってきた轟音ギターポップバンドDinosaur JRの中心人物、J Mascis(マスシスって読む?)のアコギソロ1996年もの。
(やっぱマイナーですかね?)

曲はDinosaurJRの名作"Greenmind"(1991)と"Where You Been"(1993)からが中心でTheSMITHのカバーも。ここでは轟音に隠れることなくJの歌とメロディーが際立ってる。はかなさすら感じさせる#1 Thumbから原曲は本当はフォークだったんじゃない?って思わせる最後のEvery Mother's SonまでJは丁寧につぶやくように歌う。決して怠け者ではできない素晴らしいパフォーマンスだと思う。マジで。
JってDinosaurではずっとダルダルな声をギターの轟音と疾走するドラムで隠蔽してきたけど、ここで哀愁が漂っているボーカルをはっきりと暴露している。Jと哀愁?って感じだけどほんとは僕はそうなんだと。

1990年初め頃はニールヤングのWELDツアーの前座をやったりで、ヘタウマ轟音つながりでニールヤングに似ているって言われていたっけ。Jは否定もしていないけど凄く影響を受けた訳じゃないと発言していたようだけど、これ聴くとやっぱねえ。

ちなみに録音品質ははっきりいって宜しくないです。アコギの音色はもっといいはずで。(Jのボーカルは音が悪い方がかすれ具合にマッチしてるけど。)

Bob DylanやNeil Youngの諸作の中でももうちょっと激し目な弾き語りが聴ける方には、普通に自然にとけこめること請け合いの一品です。(僕がそうなんですから・・。)


Rel.1996

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