John Couger Mellencamp / Scarecrow
2009/08/10
僕はロックというカテゴリーの中でも「アメリカンロック」が大好物なんですけど、その中でも圧倒的にアメリカを音とメロディーと歌詞で感じさせてくれる1枚を紹介します。
アメリカンロックのイメージは、日本の知名度的にはBruce Springsteen、Huey Lewis、ひょっとしたらBilly Joelあたりがでてくるんだろうけど、僕はJohn Mellencampが一番ストレートにそれを感じている。
普通の農夫(ここでは一生懸命働いているけど貧しいという意味で)の視点から歌ったマイナー調の1曲目でこのアルバムの世界を決定づけている。ただ貧しくて嘆いているんではなくて、Smalltown(#3)やLonely O'l Night(#4)、Minutes To Memories(#4)などではその生活の中でもいろんな感情が生まれ生きている、ということをメッセージしていると思う。日本では生まれない類の歌達だ。後半にストレートなロックンロールで大ヒットしたR.O.C.K. in the U.S.A.(#11)が収録。
音的にはなんといってもドラムがバランス崩しているくらい馬鹿デカイけど、今作でDrumsのKenny Aronoffの叩きっぷりはアメリカンロックのドラマーの頂点にたったといってもイイと思う。ドラムの音だけでも気持ちいいロックアルバムはそうそうないはず。
日本ではメジャーになりきれないアメリカの大御所だけど、聴いてみれば至極分かりやすいロックなのでもっと聴かれて欲しい名盤です。
Rel: 1985
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