Irio De Paula : A.Guitar
Fabrizio Bosso: trumpet,flugelhorn
Rel: 2003
ロック系が3日続いてどれも魂的には熱いものだったので、今日は耳直しにちょいと軽妙なものを。ブラジルのギタリスト、Irio De Paula(イリオデパウラ??)とイタリアの星Bossoのボサノバ集。
これは5年ほど前に吉祥寺のJAZZ喫茶での新譜視聴会で紹介されて、ラテンな雰囲気とTpの柔らかくふくらみのある音が気に入って即買いしたもの。タイトルトラックの#1.Once I Loveをはじめ、#4.O Amor Em PAZなどカルロス・ジョビンの曲が7曲中4曲。とにかく刺激が無く、穏やかな雰囲気のまんま、まろやかな演奏。
Paulaのアコースティックギターは、自分のソロパートの時はアルペジオを散りばめながら、弦の音の強弱をアクセントに弾いてラテンぽさを色濃くしているけど、ボッソがテーマをとったときはストロークのみの伴奏に徹している。ここではBossoのスピード感とアドリブでのグルーブ感溢れる構成は聴けないけど、まろやかボッソもいいなあ。
この作品の音質的には2トラックレコーダーで採られたため、ノイズがやや多めだけどアナログぽさがあって作品の雰囲気にマッチしているのでよいかと。
日頃現世で色々あって表面ががさついた心を、ガーゼがふわっと吹きかかるような曲と演奏で癒してくれるこのような作品も、精神状態のTPOを考えると必須かと思います。
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