Julian & Roman Wasserfuhr / Landed in Brooklyn

2017/07/17


ドイツ出身のトランぺットとピアニストであるWasserfuhr兄弟による2017年リリースの新作。タイトルにあるとおりジャズの聖地のひとつニューヨークのブルックリンでのレコーディング。
メンバーはジャズだけでは収まらないジャンルを超えた活動をしているアメリカンな3人。この3人の関係を表面的に調べただけでも、David Bowie繋がりでDonny McCaslin(sax)とTim Lefebvre(bass)、Wayne Krantz繋がりでTim LefebvreとNate Wood(drums)など、ジャズではないところでクロスしている。

 Wasserfuhr兄弟が"そっち系"と音楽的にかみ合うのかというところでいうと、結構成功していると思う。楽曲の出来が素晴らしくて、これまでの作品よりヨーロピアンジャズの特色であるクラシック音楽の色は薄くしてポップなメロディを前面にしていることで、いわゆる純ジャズではないバックボーンの3人とのコラボもスムーズ。

ポップな楽曲が多いとアルバムを聴く賞味期限は短めになりがちなんだけど、耳障りの良さからBGM的な聞き方もいける作品かと。





Personnel
Julian Wasserfuhr : trumpet, flugelhorn
Roman Wasserfuhr : piano, marimba, seaboard
Donny McCaslin : tenor sax
Tim Lefebvre : electric bass, double bass
Nate Wood : drums



Tracks
1. Bernie’s Tune
2. Tutto
3. Tinderly
4. Durch den Monsun
5. Carlo
6. S.N.C.F.
7. Ella
8. Seven Days
9. First Rays Of Dawn


2017 ACT9829-2 ACT Music + Vision GmbH + Co. KG
Recorded at Systems Two, Brooklyn, NY

2 件のコメント

  1. とっつぁんさん,こんばんは。大変ご無沙汰しております。

    この記事を拝見して早いところコメントせねばと思っていながら,時間が経ってしまいました。この兄弟,やっぱりセンスがいいですよね。メンツにかかわらず,ちゃんと自分たちのカラーを出しているのは立派だと思いました。

    ということで,いつものようにURLを貼り付けさせて頂きます。
    http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2017/03/nycjulian-roman.html

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    1. 音楽狂さん、大変ご無沙汰しております。
      ジャズ的なリズムの曲よりロックに近いリズムの曲の方がいい出来な気がしてて、このメンツ集めた甲斐があってよかったなぁと感じた次第です。
      リンクありがとうございました。

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