これまで多くの新譜を試聴せずに手に入れてきたけど枚数ばかり増えてしまって、その割に味わって聞けるものはほんの一握りという状況でした。
保管スペースも予算も限られているんだし、今年は試聴したり手持ちのものと比較しても長く付き合えそうな新譜を吟味して手に入れるように変えて、1枚1枚じっくり楽しめたような気がした1年でした。
そんな中で、特にお気に入りだった3枚を紹介して、今年を締めたいと思います。
1. Sara Gazarek + Josh Nelson / Duo
今年聴いたアルバムの中では再生回数が圧倒的でした。Saraの瑞々しく力強いボーカルとメロディアスな楽曲で満たされた幸せなアルバム。いわゆる"ジャズ"臭がさほどないが故か、カフェやスーパー(特に西友!!)、テレビ番組でもこのアルバムからのトラックがBGMとして採用されているように、彼女のボーカルにはジャンルを超えた普遍的な魅力があります。
"All Again"
2. Enrico Pieranunzi / Tales From The Unexpected
Enrico Pieranunziのヨーロピアンなピアノトリオ作品は久しぶりの感。いい意味ではじけてなくて、流麗な旋律とリズムが際立ってくる大人な仕上がりのアルバムですね。
"Cabiria's Dream" & "Fellini's Waltz"
3. Christian McBride Trio / Live at The Village Vanguard
ピアノトリオもクラシック(ヨーロッパ)系、コンテンポラリー系などと細分化されて言われることもありますが、このトリオは「ザ・王道」です。ここでのブルージーでファンキーな演奏と楽曲(とVillage Vanguardが醸し出す一体感)は自然と身体全体で乗っていける楽しいアルバムでした。
"Ham Hocks and Cabbage"
音楽を聞くことが好きだってことはやっぱり幸せだと実感しつつ、来年も素晴らしい音楽に出会えることを楽しみにしています。
それではよいお年を!
ご無沙汰しております。
返信削除今年もインスト、ヴォーカルのベストをだしましたので、コメント内トラバをいたしますね。
http://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-3987.html
http://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/5-7d72.html
最中氏のところでも書いたのですが、ピエラヌンツィさまは持ち越し版となってしまいました。。評判いいので聴ききれなくて残念です。
来年もよろしくお願いいたします。
Suzuckさん、ご無沙汰しています。
削除コメントとトラバありがとうございます。
Suzuckさんはクリスマス特集があったりで、全部記事にするのはハード過ぎですよね。。
いつか記事にされるのを楽しみにしています。
来年も宜しくお願いします!
とっつぁんさん,こんにちは。私も遅ればせながら今年のベスト作の記事をアップしましたので,リンクさせて頂きます。
返信削除http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2015/12/2015-eee9.html
私にとっては今年はBrad Mehldauが圧倒的過ぎましたが,とっつぁんさんが挙げられているものではEnricoのアルバムはいいねぇと思いつつ,Apple Musicで聞くにとどまってしまいました。以前なら考えられないことです。
こんな感じで,CDの購入枚数も減少する中,記事をアップするのにも苦労している私ですが,来年はどうなることやら...(苦笑)。
ということで,本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
音楽狂さん、こんばんは。
削除リンクありがとうございました。
Brad Mehldauのソロは1枚分でも聞く側にとって集中力を要するのに300分近く通して聞かせてしまう力に圧倒的なものを感じています。
配信サービスによって音源がぐっと聞くものに近づきましたね。より多くの音楽を楽しめそうです。
来年も多くの音楽をご紹介頂くことを楽しみにしています。