Fred Hersch + Bill Frisell / Songs We Know
2015/08/11
涼しげな音に浸りたいときに聞いている、ピアノのFred HerschとギターのBill Frisellのデュオアルバム。
1998年のリリースですが、この2人はそれまで作品の中では共演はなかったようです。ライナーによると、きっかけはHerschがNonesuchレーベルとの契約をしたこと、共通項はベースのMarc JohnsonとドラムスのJoey Baronのようです。Herschはデビューアルバム"Horizons"(1984)で、FrisellはMarc Johnsonのアルバム"The Sound of Summer Running"(1997)で各々この名リズム隊と共演しています。(もっとあるかも知れないけど)
Fred Herschのギタリストのデュオというと、Julian Lageとのスピードと躍動感溢れる演奏の"Free Flying"(2013)がありますが、レコーディング環境の違い(スタジオとライブ)や選曲を差し引いても、だいぶ印象は違いますね。こちらのアルバムでは、Bill Frisellの特徴といわれる浮遊感も控えめに、少しのカントリー臭を放ちながら穏やかで音数も少なく、定番中の定番のスタンダードの楽曲をじっくりとHerschとの美しいインタープレイを楽しむかのようです。
Fred Herschのこの頃の作品は、ストレートに美旋律を表現している印象で作品に感情移入しやすいです。分かりやすいというか。思索的だったりモンク臭が強かったりする2010年以降の作品と多少好みが分かれそうですね。
穏やかさを極めたA.C.JobimのWaveをどうぞ!
Personnel
Fred Hersch : piano
Bill Frisell : guitar
Tracks
1. It Might As Well Be Spring
2. There Is No Greater Love
3. Someday My Prince Will Come
4. Softly As in a Morning Sunrise
5. Blue Monk
6. My One and Only Love
7. My Little Suede Shoes
8. Yesterdays
9. I Got Rhythm
10. Wave
11. What Is This Thing Called Love?
Rel:1998 Nonsuch Records 7559-79468-2
Recorded in 1997 at Mobius Music, San Francisco
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