Georges Paczynski Trio / Le Carnet Inacheve

2014/03/03

Georges Paczynski (ds,p on #12)
Vincent Bourgeyx (p)
Marc Buronfosse (b)
Recorded at Studio Piccolo Paris on July 2 & 3, 2013
Rel:2013 Arts & Spectacles ASCD130701


ディスクユニオンに立ち寄った時に入り口すぐに平積みされ、美しいトリオサウンドというキャッチが目に入ってきて入手したピアノトリオ。美しい≒うっとり心地よさを味わえるのかと早合点してショップではとりあえず3曲目を視聴してみたところ好印象だったんですが、果たして…。
初聞きのGeorges Paczynskiはフランス出身70歳くらいのドラマー。過去作品も吉祥寺の某マスターがライナーを書かれていて、音質的にも大絶賛されていたり数作紹介されているみたいでそこそこ知名度はあるんだって今頃知ったところです。


トラックリストをみると15曲もあってどれも3,4分程度の曲で、Keith Jarrett Trioと対極な作品構成ですね。#15のほかはオリジナル作品で、こういってはアーティストに敬意を払ってないと言われても仕方ないけど曲名はフランス語でわけがわからないので意識せずに通して聞くしかなさそう。
冬の季節にほっこりするような心地よさを求めていたもののそれは視聴して好印象だった英語で言うと'The Last Waltz of Madam de...'(#3)と唯一のスタンダードのラストだけで、ほとんどはヒンヤリした暗めなトーンで占められてて、即興的な演奏がメインになってます。演奏はさすがにドラムがリーダーの作品だけにPaczynskiの繊細に震わせるシンバルの響き中心な感じで、クラシックの影響が強いVincent Bourgeyxの柔らかめなタッチのピアノやMarc Buronfosseの控えめなベースが添える構図。(この2人のみのデュオ(#9)もありますが、ピアノソロ曲なのにPaczynskiが弾いていている・・)
入手するときに求めていたほっこりした心地よさとはちと違うみたいだし、そういった曲調的なものに加えてメロディ進行もなんとなく似たような楽曲が多い気がして、曲数減らして演奏にメリハリがもう少しあったり、シンバルやブラシ中心ではあるもの、も少しドラムのグルーヴを感じさせる部分があれば印象も違ったかも知れないと感じたりしました。

ちょっと期待していたものと違ってたかな。

Tracks
1. Le Gardin de phare
2. L’Apatride
3. La Derni re valse de Madame de...
4. La Poss d e
5. Au Coeur des t en ebres
6. La Violoncelliste
7. 10 Avril 2010
8. Struggle for Life
9. L’Etrange machiniste
10. Tout cela avait bien un Sens...
11. Le Portrait de Laura
12. Le Carnet inacheve
13. Immobile, en son d etachement
14. L’Inscription Effac ee
15. Mother of Earl

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