Jonathan Kreisberg (g)
Recorded at ARGYLE STUIDIOS in Brooklyn ,NY during the summer of 2012
Rel: 2013 New For New Music 0003
Jonathan Kreisbergは群雄割拠なジャズギタリストの有力どころの一人。これまでも安らぎ系とアグレッシブ系の作品をトータルにバランスしてリリースしてきた人だけど、この盤はソロギター。それもスタンダードが大部分を占めている選曲で、聞く側からするとひょっとすると途中から退屈になってしまう可能性がある構成なので、ある意味Kreisbergは挑戦的な作品を届けてくれた気がします。作品のパッケージングとしてはこれまで色々なblogでのレビューで言われているとおりJoe PassのVirtuosoシリーズが思いつきます。
演奏としては、アコースティック・エレクトリック両方を使いつつ、#1や#5ではベース部分と旋律の部分をメリハリをもって弾いていてとても一人で弾いていると思えないような感覚になったり、オリジナルの#3では70年代のシンセ?のような音をさらっと挿入したりして、端々に作品の流れを壊さない程度に技をみせつけてくれてるけど、全般を通しては#4や#7,8のようにスローで原曲の旋律を大事にした乾いた演奏で占められていますね。
お気に入りはペースをがくっと落として暖かみのあるフレーズをゆったりと味わえる#8。なごむなぁ。Jonathan Kreisbergにこうした和み系を求めていない人には思いっきり物足りないんだろうけど。
録音はギターの高低の響きがばっちり捉えられてとても気持ちよく聞けて、こういったミニマルなアコギのサウンドはこれから暑くなる季節にきっとはまってくると思います。
Tracks
1.Canto De Ossanha
2.Summertime
3.Without Shadow
4.Skylark
5.Caravan
6.Tenderly
7.My Favorite Things
8.Hallelujah
9.E.S.P.
10.I Thought About You
11.Escape from Lower Formant Shift
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