Helge Lien (p)
Frode Berg (b)
Knut Aalefjaer (ds)
Rel: 2011 Ozella music OZ 036 CD
Recorded Sep 24-26,2010 at Rainbow Studio,Oslo,Norway
Helge Lienは久しぶりに聴いた。
タイトルは"懐かしい"。Helge Lienがつけたのか、あちらのレコード会社がつけたのかわからないけど、つけた人は自国には一言でその意味を表現する言葉がなくって、日本に来てその意味を聞いて感動したのかも知れない。
でもって、冒頭のタイトルトラックが言葉を体現するような旋律で、泣けてくる。疲れた心にとても染み渡るような。こんな旋律を生み出すなんて、日本人をわかってるよなあ。続く#2"Afrikapolka"は空気が変わってKnut Aalefjaerのドラミングが堪能できる陽性なリズム。とても耳になじむフレーズの繰り返しで、以前の印象と違ってずいぶんポップ。#4"E"なんかのスピード感・ダイナミズムは、ロック的なカタルシスを得られる。
中盤の曲はおとなしめのクラシックを基調とした旋律のものが中心。似た感じなんで、通して聴いていると曲の継ぎ目がわからないまま進んでいる感覚に陥る。
後半"Umbigada""Small No Need"は僕の持っているHelge Lienのイメージの音楽。ダークでメロディもリズムも破壊されているような、スムーズに耳や心にはいっていかないとっつきにくさ。この狭間から以前の作品で言うとTake Fiveがのってくるってのが、鳥肌モンだったんだよなあ。この作品では、そういったところはないけれど。
今のどうにも疲れてしまう心にじんわりと馴染んでくる"Natsukashii"。今のところ今年最高のキラーチューンですな。
Tracks
1.Natsukashii
2.Afrikapolka
3.Bon Tempi
4.E
5.Sceadu
6.Meles Meles
7.Hymne (Til Jarl Åsvik)
8.Umbigada
9.Small No Need
10.Living In Different Lives
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