Marc Copland / Modinha - New York Trio Recordings Vol. 1

Marc Copland (p)
Gary Peacock (b)
Bill Stewart (ds)
Rel: 2006 Pirouet Records


最近はitunesにある曲達を適当にかいつまんでPlaylistにしてくれるitunesDJという機能で遊んでます。「こん中から選んでよ」というPlaylistを大雑把にくくっておいて、itunesDJに選曲はお任せっていう使い方。アルバム通しの聴き方にはない、曲単位での魅力が再発見できたりするので面白いです。で、itunesDJがセレクトしてくれた曲にこの作品の1曲があって、「素晴らしく綺麗だな」と思ったついでに記事にしました。
かれこれ5年近く前の作品で、New York Trio Recordingsなるキーワードで数枚出しているそのはじめの1枚。聴き始めはなんか暗くてフリーっぽさに抵抗があったけど、例によってBill Stewartのドラミング(というかシンバルの響かせ方?素人なんで表現が難しい・・）に傾聴すると、暗さがいい塩梅に緊張感を漲らせていて、引き込まれるような雰囲気をもってて自ずとスルメ盤になりましたね。
フリーっぽいところから、ちょっとブルースな感じの曲もあってCoplandの"引き"の美学を感じて何度聴いてもいいけど、ベストはそのitunes DJに選ばれたラストトラック"Taking A Chance On Love"ですかね。なんとも優しい語り口でとても癒される演奏です。。

このシリーズ、DrumsがPaul Motianだったりする作品もありますけど、断然この作品が気に入ってます。
この作品レーベルのサイトで試聴できます。宜しければ。
http: //www.pirouetrecords.com/home/album.php?release=PIT3018


Tracks
1.Half A Finger Snap
2.Modinha
3.Flat Out
4.Rain
5.Slap Happy
6.Sweet Peach Tree
7.Aglasia
8.Yesterdays
9.Taking A Chance On Love