Brad Mehldau Trio / Day is Done

2010/01/19

Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Jeff Ballard (ds)
Rel: 2005


最近帰りの通勤電車でヘビーローテーションになっている2005年作。ART OF TRIO時代はDrumsがJorge RossyだったけどここではJeff Ballardにチェンジしている。(Grenadier&Ballardは山中千尋さんの「When October Goes」でも。)リリースされて4年以上たっているけど、こうして今でも引っ張り出して聴きたいと思えることは、聞き飽きない何かがあるんだろうな。

選曲はRADIOHEADやBeatles、Nick Drake、Burt Bacharach、Paul Simonなどロックやポップスからが中心。僕自身ではRADIOHEADのKnives outくらいしか聴いたことがないけど、8ビートのリズムが多めであること以外はMehldau色に染めきっていると思うので原曲聴いてもピンとこない気がする。

それまでのMehldau Trioと違って音が弾けている部分が多いのと、僕自身がロックから音楽を聴き始めたんでJAZZで8ビートが逆に新鮮だったりすることが、この作品と長く付き合えている理由な気がしている。その上で、右手なのか左手なのかわからん感じにバリバリと弾くソロとかも耳に浸食してくる感じ。
僕の中での聴きどころは#4"Day is Done"でのMehldauの凄いことやってそうだけど滑らかにやっているソロとBallardを起用した理由が分かりそうなここでのビート。聴いたことないけど原曲も素晴らしそう。それと後半#8"Granada"からラストまでの流れがいい!! 特に#9"50 Ways to Leave Your Lover"はこの作品ではベストだな。冒頭でのLarry GrenadierとMehldauの絡み合いから後半Mehldauの両手動きまくりのソロからベース・ドラムが急速前進するところは鳥肌モン。いつ聴いてもゾクっときます。

朝から聞くと爽やかさの点で何ともいえないけど、昼以降ならいい刺激を与えてくれる名盤でしょう。


Tracks
1. Knives Out
2. Alfie
3. Martha My Dear
4. Day is Done
5. Artis
6. Turtle Town
7. She's Leaving Home
8. Granada
9. 50 Ways to Leave Your Lover
10. No Moon At All


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