Chris Potter Steve Wilson Terell Stafford Keith Javors / Coming Together

2010/01/03

Chris Potter (ss,as) #1-6
Steve Wilson (ss,as) #7-11
Tarell Stafford (tp,flh) #7-9,11
Keith Javors (p) #2-11
Delbert Felix (b) #1-4,6-9,11
John Davis (ds) #1-4,6-9,11


年が明けてまともに音楽を聴けていなかったので、この作品が面と向かって聴く最初の作品です。

この作品はBrendan Romaneckという名のサックス奏者が世に出すはずだったというものを、4年後の2009年にKeith Javorsというピアノ奏者がプロジェクトを立ち上げ吹き込んだというモノ。そんな曰く因縁がある作品だけど、亡きBrendan Romaneckという若者もクリポタとSteve Wilsonが音にして世に出したことは歓喜しているんじゃないでしょうか。

曲は"My Shining Hour"と"Nancy with the Laughing Face"、"Killing Me Softly with His Song"以外はBrendan Romaneckのオリジナル。のっけからクリポタ主導のサックストリオで始まるのが聴く人の気持ちを捉えてます。クリポタにしては穏やかなフレーズの曲で始まるけど美味しいフレーズをいただけます。2曲目からRomaneckのオリジナルで都会的なイメージの曲が中心。そんな中でクリポタばかりに耳がいってしまうのが人情というものだけど、魂込めたかなり熱いフレーズが連発しててやっぱかっこいいですな。ベストトラックは3拍子っぽいリズムとクリポタのソプラノがはまっている#4で決定! #7以降はクリポタは参加なしで代わりにSteve WilsonとTarell Staffordを加えたQuintet。#1から#6まではクリポタ+ピアノトリオって感じだったけど、#7以降はむしろ全員が旨い具合に噛み合ってまとまった演奏でかなり聴き応えがありますね。

Brendan Romaneckオリジナルの作品はブルース臭が希薄な作風で、彼のコンテンポラリー寄りのキャラが垣間見えます。なおかつコンポーザーとしての才能は確かなもので、この作品のクオリティが高いものに仕上がった最大の貢献をしているのは彼だったことが嬉しいですね。。

録音としては、結構Fade-outする曲が多くてそれが不満だけど、全体的に硬めの音でクリポタのサックスの強いところがでていてこれはこれでいい気がしました。


Tracks
1 My Shining Hour
2 Dream Behind the Winter
3 Full Moon
4 Three Steps Ahead of the Spider
5 Nancy with the Laughing Face
6 You'll Never Know
7 Coming Together
8 Vibe
9 Minion
10 Killing Me Softly with His Song
11 11-02

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